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できる限りのことを
ロウバイ

この女はできる限りの事をしたのだ。すなわち、わたしのからだに油を注いで、あらかじめ葬りの用意をしてくれたのである。よく聞きなさい。全世界のどこででも、福音が宣べ伝えられる所では、この女のした事も記念として語られるであろう。 マルコによる福音書14章1~9節

担当:佐川直実 牧師 

 イエス様は、マリヤはわたしに対してよいことをしたと言われました。しかし、だれよりも優ったことだとは言われませんでしたし、これ以上の行為はないとも言われませんでした。
 「できる限りのことをした」と言われたのです。ここに、イエス様は、人と比較しての評価ではなく、ひとりひとりの評価をなさる方であることが分かります。つまり、誰かより優ってではなく、その人にとって精一杯のことをすることが素晴らしいというのです。
 そして、それはもっとも良い時に実行されました。これからイエス様は捕縛され十字架にかけられて殺されます。丁寧に葬ることはできない状態になります。マリヤはそれを十分理解していたかどうかは分かりませんが、この時にしかできないことをマリヤはしたのです。「できる限り」とは、その人にしかできないことであり、それはもっとも良い時になされるものです。ヨハネによる福音書では、その香油を葬りのためにとっておいたと言われました。マリヤは手に入れた香油をどのようにして使うのが最善なのかと思い巡らしていたことでしょう。そして最も良い時を見出したのです。
 私たちの人生は、できる限りのことをして生きる毎日です。それは人の評価に左右されるものではありません。人との競争でもありません。それぞれ、その人にしかできない役目、使命があるからです。それを主にあって、果たしていく時、私たちは主にある喜びで満たされます。よくやったとイエス様は言ってくださるからです。


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